突然の身内の死に直面した際、準備に追われるあまり
色々なことを見逃しがちになってしまうものです。
進行の仕方は宗派によりそれぞれなので、
葬儀屋などの専門家の誘導の下、遺族に負担のない形で
進めればいいので、安心でしょう。
分からない点があれば、恥ずかしからずご指導願えば
何でもサポートしてもらえます。
ただ、参列者に対してのふるまいはマニュアル通りに
いかないことも多いでしょう。
若い方程、こういった経験をする場がない為
どのように挨拶し、何をすればいいのか分からなくなってしまうものです。
マナーに関しては、ご不幸と言うこともあるので
多少の失礼があっても、参列者は大目に見て頂けるかもしれません。
しかし、こういう場でこそこれまでのご縁と感謝の意を示す必要があるでしょう。
生前故人がどのように過ごしてきたのか語るとともに、
参列者と関わってどう生きてきたのか、
思い出を共有すると双方の心も慰められるものです。
そして、故人の人生を豊かにして頂いたこと、その感謝を
伝えることこそが残された者の使命とでも言えるでしょう。
その他服装や香典などの基本的なマナーも大事ですが、
人との繋がりに重きを置くこともまた大事です。
葬儀はいつか逝くその時まで、多くの方との繋がりを持ち
生きていくということを再認識する場でもあるでしょう。